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犬猫の飼育管理:飼育管理

飼う前に知っておきたいこと

子犬や子猫を迎える時に大切なことは、ごはんやベッドなどの道具を用意することだけではありません。家族全員が「ペットを飼う」ということがどんなことを意味するのか、どういった心構えが必要なのか、ペットの幸せとは何かについて飼う前によく考えてみましょう。

ゼノくん、アックちゃんの素朴な疑問

ゼノくん、アックちゃん

この前動物病院へワクチンを打ちに行った時、病院で飼われている子猫ちゃんとお友達になったよ。その子、前の飼い主さんに捨てられちゃったらしくて、いま新しい飼い主さんを探しているところなんだって。どうしてそんなことになっちゃうのかなぁ?ひとみさん、教えてよ。


私が答えます:ペットトレーナーのひとみさん ペットの飼い方・しつけはワタシにおまかせ!

ペットを飼うときの心構え

ペットは命あるものです。おもちゃとは違います。ただ可愛いからといって家に連れて帰ってきても、世話をする人がいなかったり、環境が整っていなければペットを飼うことはできません。飼うと決めたら、最後まできちんと飼う義務が飼い主さんには生じます。ペットを飼いたいと思ったら、まず自分達がペットを飼うことができるのかどうか、ペットを一生幸せにできるのかどうか、よく考えてみましょう。

環境は整っていますか?

ペットに対し愛情を持って育てることは言うまでもありませんが、周りがペットを飼う生活環境として整っているかどうか見極めることは、飼う前に知っておくべきとても大切なことです。住んでいる家や周辺環境を見渡して、飼っている姿を想像してみましょう。
ペットは飼う人にとっては家族の一員かもしれませんが、周りの人すべてが動物好きとは限りません。ペットを好ましく思わない人にとっては恐ろしい猛獣だったり、騒音やにおいを撒き散らす公害の元になってしまうかもしれません。飼い方に十分注意しないとペットは悪者にされたり、人間関係のトラブルの元になってしまうでしょう。
ペット可の住宅かどうかも含め周りの環境にも目を向け、ペットを飼う場所としてふさわしいか確かめてみましょう。

世話をする人がいますか?

ペットは動物ですが、野生動物とは異なり人と一緒に暮らす動物です。飼い主さんは毎日ごはんの用意やトイレの始末をしなければならず、世話を怠るとペットは健康を損なってしまいます。忙しい一人暮らしで、毎日家に帰ってきたら寝るだけという人には、ペットを飼うのは難しいでしょう。
また、ペットは人間社会の中で人と同じルールにのっとって暮らさなければなりません。ペットが起こしたトラブルは飼い主さんの問題として扱われます。ですので、人と生活する上で必要なルールを「しつけ」として教えられる人がいることも大切です。

ペットを飼うために必要な時間や費用

ペットを飼ったら、どのくらいの時間や費用が必要になるのでしょうか?飼い始める時期で多いのは生後2〜3ヶ月頃、人間でいうと3〜5歳に相当します。人間の赤ちゃんが一人ぼっちでいないのと同じように、始めのうちは一日中誰かが一緒にいてあげなければいけないでしょう。また、「しつけ」を教えるには時間がかかります。特に社会化期の数カ月間は多くの時間をペットに費やしてあげられるようにしておきましょう。
最初は揃えなければならない道具やワクチン、健康診断などでまとまった出費が必要になります。大きくなってからも病気になってしまったら治療費はもちろん、病院に行く時間も必要になります。そして毎日のフードやペットシーツ、猫砂などの消耗品や雑貨、トリミング、予防接種や予防薬など健康管理として必要な費用は、長い目で見ると相当なものになります。また生活において、床や壁などにつく傷や汚れへの配慮や掃除の時間も増えるでしょうね。
一年間でペットにどのくらい費用や時間がかかるのか、飼う前に一度ざっと計算してみてください。

一生の責任を持つ覚悟はありますか?

子犬や子猫を迎えるということは、その子の一生に責任を持つということです。人間の子どもなら成長してやがて自立しますが、ペットは生涯、飼い主のそばで暮らし飼い主の世話のもとで生きていきます。
この先10年以上生活を共にするのですから、飼い主さんたちの生活も当然その過程で変わってきます。ペットの一生だけでなく、10年、15年後の自分もイメージしてみましょう。
引越しをしたり、結婚・出産など新しい家族ができてもずっと一緒にいられますか?いつまでも小さい頃と同じように世話をしたり遊んであげることができますか?ペットが高齢になれば介護が必要になるかもしれません。その時間はありますか?もし大きな犬だった場合、持ち上げることはできますか?病気になったときの医療費は確保できますか?「一生責任を持つ」ということは、そういうことでもあるのです。
ペットとの楽しい生活を夢見て飼うことがほとんどですが、いいことばかりではありません。しかし、それらの問題をすべて納得し、解決することでようやくペットの飼い主としてふさわしい存在になるでしょう。

ペットを飼うために辛抱しなければいけないこと

子犬や子猫があの小さな体で愛らしくヨチヨチ歩く姿を見ると、かわいくてついつい早く一緒に暮らしたい衝動に駆られてしまうでしょう。しかし、拾った子は別として、もし子犬や子猫を人からもらったりブリーダーやペットショップから購入する場合は、生後2ヶ月を過ぎたあたりで家族として迎えるのが最適です。
子犬や子猫は、生後早い時期に得られる母親からの愛情やしつけ、そして兄弟たちとの遊びの中で社会のルールや掟を学んでいきます。しかし早くにその環境から離されて触れ合いや学習が不十分になると、その後の性格に大きく影響することがあります。
母親や兄弟たちの下で心身の発育に必要な大切な時間を十分過ごしてから、家族として迎え入れてあげることが、飼い主として最初に与える愛情でもあるのです。


獣医師からの一言

ペットを飼うということは、その子の一生が飼い主さんに託されるということですし、飼い主さんはそのペットに関するすべてにおいて責任を伴うことでもあります。そのペットにかかる費用や時間、責任などをすべて理解した上で新しい家族として迎え入れられれば、ペットとの楽しい時間が待っていることでしょう。


ゼノくん、アックちゃんの一言

ペットを飼う前にもっといろいろなことを勉強しておけば、あの子猫ちゃんみたいにつらい目に会う子も少なくなるんだね。飼い主さんとペットがずっと仲良く幸せに暮らせる家族がたくさん増えるといいな!

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