人と動物の関係学

[2013年2月] 犬との楽しい生活 #04

お家の中は危険がいっぱい

ペットプルーフィング

 最近良くテレビの番組で投稿ビデオに動物が登場するのを目にしますが、そのたびに気になるのが「ペットプルーフィング」の欠如です。ペットプルーフィングとはすなわち動物が家の中で危険な目に合わないように様々な工夫をするということです。赤ちゃんがいる家では悪戯や事故を防止するために色々なことが行われていますが、ペットと暮らしている方々も同じことをしなければならないということなのです。

電気コード

 ある躾関係の番組で見たビデオでは、夜家族が寝静まった後で愛犬が電気コードをかじってしまうという問題が紹介されていました。これは一大事です!犬が感電死するかもしれません。家が火事になるかもしれません。残念なことに躾の専門家がコードにゴムのカバーをかけることを家族に教えていました。「かじっても大丈夫」にするのではなくかじれなくする方がよいのではないのでしょうか?例えばコードを犬がかじれないように家具の後ろに隠すことはできなかったのでしょうか。また、コードの周辺に犬が近づくことができないようにフェンスなどを用いることも可能でしょう。
さらには人間が寝ている間は犬もクレートの中に入ってお休みいただくことができれば朝まで皆安全に過ごすことができると思います。犬だけではありません。あるビデオには炬燵に出たり入ったりするウサギが映っていました。ウサギは犬以上にかじりん坊です。コードは大丈夫なのでしょうか?

家庭の危険からペットを

 危険な話はまだまだあります、例えば暖かいところが好きな猫さんが乾燥機の中に入ってしまったという話もあります。使った後は扉をしっかり締めておきましょう。万が一猫に気がつかず扉を閉めてしまったり、作動させてしまったりしたら大変なことになってしまいます。冬になると不凍液の問題も浮上します。甘い香りがする不凍液を犬が舐めてしまったらどうなるのでしょう?少量でも死にいたることがあるそうです。ガレージに放置されていませんか? 入れ物の周辺に液だれしていませんか? 
また、観用植物の危険性も無視できません。例えば一般によく出回っているポインセチアは枝などを切ると白い液が出ますがこの樹液は毒なのです。これから春に向けてガーデニングをなされる方々も沢山おられることでしょうが、私たちに馴染み深い多くの花の球根が毒であることは意外と知られていません。スイセンの球根が毒であることはよく知られていますが、チューリップやアマリリス等も同じなのです。動物がいたずらできるところに放置しないでください。食べるつもりはなくても犬は物を口にくわえて持ち歩いたり、かじったりします。球根が素敵なボールに見えて遊んでしまおうと彼等が思ったとしても決して不思議ではありません。食べてしまうと危険なものは周囲にいっぱい転がっています。
言うまでもなくタバコは危険ですニコチンは一端消化器内に入るとその毒性をすばやく発揮してしまいます。たばこの吸い殻などの始末は万全ですか?どうせ臭いが嫌いだから食べるわけがない...などと安心していませんか?多くの犬たちが大好きな果物にも危険が潜んでいます。ご存知の方もおられると思いますが、リンゴやアンズなどの種の中にはヒ素が入っています。丸ごとカゴから盗まれた...などといようなことがないように気をつけましょう。
私たちのペットには小さい子供と同じように監視の目を光らせておかなければならないことが色々とあります。母親が自然とそのよう力を身につけているようにペットの保護者達もぜひ頑張ってください!

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