動物の病気:ずっと元気でいてね 〜飼い主さんができる予防と健康管理〜

ペットフードの選び方

ゼノくん、アックちゃんの素朴な疑問

ゼノくん、アックちゃん

このあいだ、ペットショップに行ったら僕達のご飯がすごくたくさん種類があって、びっくりしちゃった。あの中から僕達に一番合ったご飯を選ぶのってどうしたらいいんだろう?獣医師の先生に聞いてみよう。


ペットフードを選ぶには、
まずは次の項目を確認して選択することが最も大切です。

  • 種類
    当然ながら犬と猫とでは、必要な栄養素が異なります。犬と猫のフードの内容は大きく異なるので、犬には犬用、猫には猫用を必ず与えましょう。
  • 品種
    同じ犬でも大型犬と小型犬では必要なカロリーや栄養量、食べやすい大きさなどが異なります。体の大きさに合った適切な量を与える事が大切です。
  • 年齢
    成長期、成犬・成猫、高齢期などペットのライフステージによって必要な栄養は異なってきます。高齢期のペットに成長期用のフードを与えては、栄養過多となります。
  • 活動量
    同じ犬でも室内飼育なのか、庭で走り回るのか、猟犬なのかによって栄養要求量は異なってきます。あまり運動をしない室内犬に、活動的な犬用のフードを与えたら、肥満になってしまう可能性も高くなります。
  • 現在の健康状態
    現在痩せていれば、カロリーを増やしてあげる必要があるでしょうし、逆に太っていればローカロリーのフードを選んだ方がよいでしょう。妊娠中や授乳中であれば、子供の分の栄養も必要になります。腎臓病や心臓病、その他健康上ケアしなければならない問題のあるペットに対しては、動物病院専用の処方食もあります。

裏に書かれているペットフードのラベルを見てみましょう


ペットフードのラベルサンプル
  • 総合栄養食かどうかをチェック
    総合栄養食とは、そのフードと新鮮な水だけで必要な栄養を過不足なく摂取することができる、健康を維持できるフードのことです。毎日主食として与えるフードはこの「総合栄養食」と書かれていることが重要です。
  • 原材料の表示
    フードが何から作られているのかを表示してあります。通常、原材料のリストは使用されている量の多い順に並んでいます。ペットの食餌アレルギーはフードに含まれているタンパク質によって引きおこされることが多いため、何の肉で作られているか、穀類は何が入っているのかをよく確認しておきましょう。
  • 保証分析値
    フードに含まれている栄養素の割合を示しています。タンパク質・脂肪・炭水化物や水分が含まれている割合が書かれています。たとえば、成長期のフードはタンパク質やミネラル(灰分)の割合が多くなくてはなりません。
  • カロリー表示
    それぞれのフードによってカロリー量はだいぶ異なってきます。ということは与えるご飯の量が同じであれば、フードの種類によって摂取するカロリー量が異なってくるということです。飼っているペットに最適なカロリー量のものを選びましょう。太りやすい子であれば特に重視しなければなりません。

フードの形状を確認しましょう

  • ドライフード
    最も一般的な粒状に乾燥させたフードです。品質が変化しにくく、簡単に与えることが出来ます。また、硬いものを噛むことでペットの歯石付着予防になります。ペットの種類や大きさに応じて食べやすい形や粒の大きさにバリエーションがあります。
  • 缶詰
    70~75%前後の水分が含まれています。嗜好性がよく、開けなければ長期保存が可能ですが、タンパク質や脂肪が多すぎるものがあります。
  • 半生
    嗜好性は比較的良好ですが、品質が変化しやすく保存には注意が必要です。

その他、さまざまな効果をあげているフードがあります

フードの中には「グルーミングで飲み込んだ毛を毛玉になりにくくするキャットフード」や「リノール酸などを添加してあるドッグフード」など、必要な栄養以外に、ペットが抱えている問題を解決してくれるものがあります。そのフードの特徴を示す表示も見逃さないようにしましょう。動物病院では慢性腎疾患や糖尿病など、食事療法が治療の中心となる病気に対応したフードも扱っています。


獣医師からのメッセージ

たくさんの種類のペットフードが販売されている今だからこそ、愛するペットのために最適なフードをよく考えて選んで欲しいと思います。今のフードは、毎日食べることによって健康でいられるだけでなく、いろいろな病気を予防したり、老齢性疾患の進行を遅らせることも出来ます。もし、フードに迷ったら、是非動物病院に相談してください。


ゼノくん、アックちゃんからの一言

ペットフードの違いって、味だけじゃないんだ。僕達も食べる前に袋の裏をよく読まないといけないね。体重管理もできるペットフードもあるらしいね。今度は、そのあたりについても聞いてみることにしよう。

↑ このページのトップへ