動物の病気

病気にさせないために病気を知る。
早期に発見し早期に治療するために病気を知る。
愛するペットのために必要な知識を分かりやすくご紹介します。日々の健康管理に役立つ情報も満載です。

ワクチン接種時に気をつけたいこと

ゼノくん、アックちゃんの素朴な疑問

ゼノくん、アックちゃん

年に1度のワクチン接種。今年も動物病院から追加接種の葉書が来たみたい。ワクチンって何だかちょっと怖いな。ワクチンを打ったあとって、普通にお散歩とかしていいのかな? お風呂は入っていいのかな?
獣医師の先生にきいてみよう。


Dr.ペテラス ペテラス・ワールドの獣医師。ホームドクターとしてあらゆる疑問を即解決!

ワクチンとは

ワクチンはどんなときに打てばいいのでしょう?また、打ったあとはどのようなことに注意をすればいいのでしょうか。
そもそも、ワクチンとは病気が発現しない程度に弱らせた、あるいは死滅させた病原体やその一部を体の中に入れることで、体にその病気に対する準備をさせ(体内に抗体を作らせ)、その後その病気にかかっても発症を抑える、もしくは発症しても症状が軽くて済むようにする」というものです。


ワクチンを打つ日を選びましょう

もともと体の中にないもの(異物)が入るわけですから、ワクチンを打つ日はなるべくペットが精神的にも肉体的にもおだやかで健康な日を選びましょう。体の具合がちょっとでも悪い日、またはとても疲れている日、お客様が来るなどの特別な日、発情中や妊娠中などであれば、先生と相談して日程をずらしてもらいましょう。 また、飼い主さんにはワクチンを打った後もしばらくは様子を見ていてもらいたいので、なるべく午前中に来院できる日、おうちに帰ってもしばらく様子を見ていられる日を選んでください。
基本的にワクチンは1年ごとの追加接種ですが、1年経つとワクチンの効果がゼロになってしまうわけではありません。もちろん何カ月も予定を遅らせてはいけませんが、数日遅らせる程度であれば問題ありません。


ワクチンを打ったあと

ワクチンを打った後しばらくは安静に過ごせるようにしてあげましょう。2~3日はお散歩もなるべく短く、飼主さんからすすんで遊びに誘ったりはしないようにしましょう。また、お風呂や旅行などストレスがかかることも1週間から10日は控えたほうがいいでしょう。食餌もいつもと同じものを少し控えめ程度に与え、高蛋白なもの、消化の悪いものは避けましょう。ワクチンを打ったからといって、すぐに病気を防ぐことができるわけではありません。病気に対して免疫力がつくまでには日数がかかるため、公園やトリミングなど多くの動物が集まる場所に行くのは、接種後1~2週間程度たってからにした方がよいでしょう。


ワクチンの副作用について

一般的には心配する必要はありませんが、その子の状態や体質によっては注射部位の痛み、発熱、元気食欲の低下などの症状を示す場合があります。また、アレルギー体質の子では全身のじんましん、顔面の浮腫(顔が腫れる)などがみられることもあり、その中でもさらに過剰なアレルギー反応を起こした場合には、ごく稀にアナフィラキシーショックという急激なアレルギー反応を示すことがあります。アナフィラキシーショックは通常ワクチン接種後数分で現れるため、すぐに対応ができるようワクチンを打った後はしばらく待合室で様子を見ているといいでしょう。 また、その他の副作用についても、よく観察を行い、少しでも変だなと思ったらすぐに病院に連絡するようにしてください。
また、一度でも副作用の出た子は、接種前に必ず先生にそのことを伝えてください。あらかじめ抗アレルギー剤を投与することによって、副作用を出にくくすることができます。


獣医師からのメッセージ

ワクチンは発症すると治りにくい、感染力の高い病気を予防する上でとても重要です。よく理解した上で正しく接種すれば愛するペットを病気から守ることができます。ワクチンで怖い病気を予防し、安全で健康な日々をプレゼントしてあげましょう。


ゼノくん、アックちゃんからの一言

ワクチンって怖いと思っていたけど、僕たちの体を守ってくれるものなんだね。それに、なにかあっても、おうちの人がちゃんと見ていてくれるから安心だね。

ワクチンの大切さについては分かったけど、もっと詳しく知りたくなってきたよ。ワクチンって言ってもいろんな種類があるらしいしね。いつ打てばいいのかってことも気になる。次回からはひとつひとつ詳しく説明してもらう事にしよう。

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