動物の病気:知ることから始めよう! 〜分かりやすい病気の話〜

下痢と嘔吐

お腹を壊して、吐いたり下痢をしたりするのはペットでよくあることです。しかし普段、私たち人間もよく同じような症状をおこすからといって、軽視してよいというわけではありません。

ゼノくん、アックちゃんの素朴な疑問

ゼノくん、アックちゃん

僕たちって割と簡単に吐いたり下痢したりしちゃうんだけど、お腹を壊したときにはなるべく早く病院で治療をしてもらったほうがいいんだって。どうしてだろう?
獣医師の先生に聞いてみよう。


お腹を壊す原因はさまざまです

下痢や嘔吐は胃や腸などの消化管が異常を起こしているときのサインです。腐ったものや毒物を食べて食中毒をおこしたときや、腸管内に寄生虫がいるとき、おもちゃや布などの異物を飲み込んでしまった時など、消化管に問題があるときに最もよくみられます。その他にもウイルスの感染やお腹の中に腫瘍ができたとき、食べ物のアレルギーなどの時にもみられることがあります。また、精神的にショックを受けた場合にも消化管が正常に働かなくなることでお腹を壊すことがあります。
しかし、ペットは自分で何を食べたとかどこが痛いなどと教えてはくれないため、下痢や嘔吐の原因は病院で詳しく調べてみないと分かりません。「お腹を壊しただけでしょ」と簡単に考えてはいけません。


下痢には2種類あります

下痢とは、便の中に水分が腸でちゃんと吸収されずにそのまま出てきてしまう状態です。腸管には小腸と大腸があり、小腸に下痢の原因がある場合を「小腸性下痢」、より出口に近い大腸に原因がある場合を「大腸性下痢」といいます。小腸性下痢はあまり頻繁ではありませんが、未消化で悪臭がする下痢を大量にします。大腸は主に便の水分を吸収する場所なので、大腸性下痢になると一回量は少なくても非常に水っぽい下痢を何度もするようになります。


ペットはわざと吐くこともあります

ワンちゃんやネコちゃんはよく細長い草を食べて、その刺激で吐くことがあります。これは食べ過ぎて胸焼けをおこした時などに自分でそれを治そうとしているのです。またネコちゃんの場合、毛づくろいの際に飲み込んでしまった毛をかたまりにして吐くことがあります。吐いた場合は状態を良く観察しましょう。元気がないようであればすぐに病院に連れて行きましょう。


お腹を壊した時には獣医師さんに相談しましょう

吐いたり下痢をしたときには、本来吸収されなければいけない水分が体の外に出てしまうため、脱水には十分注意しなければいけません。しかし、吐き気があるときに脱水させないようにと一生懸命水を飲ませると、胃の中の水がよけいに刺激となって、さらに吐いて脱水を助長させてしまうこともあります。原因により処置法が様々になりますのでなるべく早く動物病院に連れて行き対応してもらいましょう。点滴などで水分や栄養を補給することもあります。


食事管理はとても大切です

お腹を壊した原因を動物病院で明らかにしてもらい、治療を行った後はおうちでの食事管理がとても大切です。下痢や嘔吐で激しく動いた消化管は粘膜がまだ傷ついているため、治ったからといってすぐに通常どおりの食事を与えると再発してしまうことがあります。しばらくの間は消化の良い、消化管への刺激が少ない食事を与えて、徐々に体力を回復させることが必要です。
最近はお腹のことを考慮した動物病院専門の処方食もあるので、処方してもらうのもよいでしょう。


ペットのお腹はデリケートです

ワンちゃんやネコちゃんのような肉食動物は、人よりも腸の長さが短く消化できるものに限度があるため、消化能力があまり高くはありません。ですからお腹に何かしらの異常が発生した場合は嘔吐や下痢をおこしやすく、これを繰り返すと消化管の粘膜が傷つきなかなか治りません。特に、幼いペットやシニアのペットなど、もともと体力のないペットはすぐに栄養不良や脱水になって、あっというまに悪化してしまうことがあります。何らかの症状が見られた場合にはなるべく早く対応する必要があります。
このようにペットのお腹は意外にもデリケートです。ペットが口にするものには常に気を配り、お腹の環境を整えるサプリメントなどを使いながら、ペットが暮らす環境をトータルにチェックすることがお腹の健康を守ることにつながります。


ゼノくん、アックちゃんからの一言

お腹が痛くなるのはやっぱり嫌だけど、お腹が痛くなった後でも安心して食べられるご飯があるのはありがたいね。でもやっぱり普段からサプリメントなんかを使って腸を丈夫にしておくといいかもね。

ゼンラーゼP neo

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