
「動物病院はケガをしてから、病気になってから行くもの」そう思っていませんか? でも、動物病院は「治す」ためだけの場所ではありません。では、どういう場所なのでしょう?
一言で言えば、ペットを育てるあなたにとって大切な、そして頼りになるパートナーがいる場所。
健康管理や飼育管理について相談できたり、あなたが知らなかった情報が収集できるとても貴重な場所なのです。行ったことがない方も、行ったことがあるという程度の方もよく行くという方も、もう一度動物病院の存在を考えてみませんか?

A:
フィラリアのお薬やノミ・マダニ対策薬など動物専用の薬や、もともと人用の薬だったものを動物用に作り直したものもありますが、人用の薬をそのまま動物に処方できる薬もたくさんあります。ただし、人と動物では薬の代謝や吸収速度が異なるため、用量は人とは大きく異なります。また人には効果があっても、動物には有害で使用できない薬もあります。動物病院で処方された薬の用量や飲み方は必ず守るようにし、素人判断で人の薬を与えることは絶対にしないようにしましょう。
A:
動物の場合、お薬を飲んでもらうのは簡単でないこともあります。まずはきちんと飲んでもらうことが一番大切なことなので、錠剤をつぶしてご飯と一緒に食べてくれるのならばそれでも構いません。ただし、ご飯を残してしまうと薬の全量を飲んだことにはならないので、一部のご飯を取り分けて薬を入れ、それをすべて食べたことを確認した上で残りのご飯を与えるようにしましょう。
A:
薬を何回かに分けて飲ませなくてはいけない理由は、薬の効果がある時間が決まっているからです。もし1回飲ませるのを忘れてしまったら、その間は薬の効果がなかったということになります。ですからくれぐれも飲ませ忘れのないように気をつけましょう。また、あとで2倍飲ませても穴埋めできるわけではありません。かえって薬の体内濃度が急激に上昇してしまい、薬によっては有毒となることもあります。1回に決められた量以上の薬を飲ませてはいけません。また、1日3回飲ませなければいけない薬を、自己判断で2回に減らしたりするようなこともしないで下さい。
A:
猫は苦い薬の場合、泡状の唾液と一緒に薬を吐き出してしまうことがあります。これは飲みたくないだけで副作用ではありませんが、そのような場合は同じ薬を飲ませ続けてもまた同じことになってしまう可能性があります。動物病院と相談して薬の種類を変更してもらうか、薬をカプセルに入れて味が分からないようにするなどして飲ませるように工夫しましょう。
A:
見た目には治ったようでも薬を止めたとたんに再発することもありますし、少しずつ量を減らしていかなければならない薬もあります。明らかに薬の副作用のような症状(吐き気、食欲不振、下痢、湿疹など)が見られたら早めに動物病院に相談する必要がありますが、それ以外は必ず言われたとおりに飲ませるようにし、わからないことがあれば動物病院に相談してから対応するようにしましょう。
A:
お薬を飲ませる方法は「薬の上手な与え方を徹底研究」を参考にして下さい。薬を吐き出してしまう一番の原因は、薬を吐き出しやすい口の手前に入れてしまうことです。舌でよけられないくらい、なるべく喉の奥に薬を入れるようにしてください。薬の表面に少量のバターや脂を塗って滑りやすくしたり、飲ませたらすぐにスポイトで水を飲ませて「ごっくん」と飲み込みやすくしてあげると、さらに成功率は高まります。「無理やり飲ませるのはかわいそう」と思う方もいるかもしれませんが、薬はペットの病気を治すためのものです。いろいろな工夫をしてスムーズに飲ませるようにしましょう。もちろんちゃんと飲んでくれたら、よく褒めてあげることも忘れないでくださいね。