動物病院のススメ

「動物病院はケガをしてから、病気になってから行くもの」そう思っていませんか? でも、動物病院は「治す」ためだけの場所ではありません。では、どういう場所なのでしょう?
一言で言えば、ペットを育てるあなたにとって大切な、そして頼りになるパートナーがいる場所。
健康管理や飼育管理について相談できたり、あなたが知らなかった情報が収集できるとても貴重な場所なのです。行ったことがない方も、行ったことがあるという程度の方もよく行くという方も、もう一度動物病院の存在を考えてみませんか?

その5 病院スタッフ編


動物病院内に「AHT」という肩書きのスタッフがいました。どういう意味ですか

動物病院内に「AHT」という肩書きのスタッフがいました。どういう意味ですかA:
「AHT」とは「Animal Health Technician(アニマルヘルステクニシャン)」の略語です。日本語に直すと「動物看護師」となり、いわゆる動物病院における看護師さんのことを指します。動物病院の看護師はその他にも「VT(Veterinary Technichian ベテリナリーテクニシャン)」「AN(Animal Nurse アニマルナース)」「VN(Veterinary Nurse ベテリナリーナース)」などと呼ばれることもあります。



動物看護師の方は、どのような仕事をしているのですか?

動物看護師の方は、どのような仕事をしているのですか?A:
動物看護師の主な仕事は、獣医師の指示のもと診察の手伝いをしたり、入院中のペットの世話をしたり、診察中のペットが動かないように保定(支える)することです。また、受付での対応や薬の説明、しつけや飼い方の指導や相談に乗るなど、飼い主さんとのコミュニケーションにも重要な役割を果たしています。もし分からないことがあれば、まずは動物看護師さんに聞いてみるとよいでしょう。



トリマーと動物看護師はどう違うのですか?

トリマーと動物看護師はどう違うのですか?A:
トリマーとはペットの体を洗ったり、毛をカット(トリミング)してきれいにするのが主な仕事です。いわゆる「美容師」であり、「看護師」とは異なります。ただし、トリマーもペットのプロですから、動物病院併設のサロンで働いている場合などは、診察中の動物の保定やしつけ相談など看護師と同じような仕事を任されている場合もあります。また、人によってはトリマーと看護師の資格を両方とも持っている場合もあります。



動物看護師になりたいのですが、どうしたらなれますか?

動物看護師になりたいのですが、どうしたらなれますか?A:
動物看護師は各団体ごとに出している資格であり、今のところ国家資格はありません。ですが、ほとんどの動物看護師(動物病院で看護師として働く人)は専門学校や各種学校を卒業して、各団体の資格を所有しているようです。動物看護師には、体力があって、動物と人のどちらにも優しく接することができ、気配りができることが要求されます。「毎日かわいいペットと一緒にいられる楽しい仕事」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実は肉体的にも精神的にもとても大変な仕事でもあるんですよ。



動物病院の先生には人間のお医者さんのような「内科医」とか「産婦人科医」みたいな肩書きはないんですか?

動物病院の先生には人間のお医者さんのような「内科医」とか「産婦人科医」みたいな肩書きはないんですか?A:
通常、動物病院の先生は全ての科を勉強してきており、ペットの病気に関しては全部に対応できるようにしています。ペットはしゃべってはくれないので、すべてを総合的に診ることができないと正しい診断を下すことができないからです。ただし、それぞれの先生が自ら興味を持って、大学卒業後も大学病院などで研鑚を積み、得意な専門分野を持っていることがあります。そういうときには各学会の認定医という肩書きがあります。



動物病院ってお昼休みを長く取っているところが多いみたいですが、スタッフの人たちはその間何をしているんですか?

A:
動物病院がお昼休みを長く取っているのは、ほとんどの場合、その間に手術をしたり、往診をしているからです。また、夜間に大きな手術が入ることがあらかじめ分かっているときには、その間に準備をしたり、休憩をとっていることもあります。動物病院はいつ急患から電話がかかってくるかわかりませんし、入院している子の管理もしなければならないため、スタッフは交代で休憩を取ることが多いようです。

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