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動物病院のススメ

「動物病院はケガをしてから、病気になってから行くもの」そう思っていませんか? でも、動物病院は「治す」ためだけの場所ではありません。では、どういう場所なのでしょう?
一言で言えば、ペットを育てるあなたにとって大切な、そして頼りになるパートナーがいる場所。
健康管理や飼育管理について相談できたり、あなたが知らなかった情報が収集できるとても貴重な場所なのです。行ったことがない方も、行ったことがあるという程度の方もよく行くという方も、もう一度動物病院の存在を考えてみませんか?

こんなときには病院に連れて行きましょう その2 お散歩

ペットとのお散歩はいつでも楽しいものですよね。お散歩はペットのストレスを解消するだけでなく、飼い主さんがペットの運動機能の状態を知ることのできるチャンスでもあります。ちょっとした歩き方や息づかいなどの変化に気がつくことで、病気が早期発見できることもあります。お散歩時のチェックポイントについて、ペテラス・ワールドのホームドクター、Dr.ペテラスに教えてもらいましょう。


Dr.ペテラス ペテラス・ワールドの獣医師。ホームドクターとしてあらゆる疑問を即効解決!

歩き方の異常

もし、お散歩中にペットの歩き方がふらふらしていたり、足を地面につけるのを嫌がっているようなら様子をよく観察した上で、早めに動物病院に相談しましょう。この時の状況把握がとても大切です。どの足をどのように痛がっているのかをよく確認しておくことで、病院での診察がスムーズに進行します。

1.お散歩中に突然、足を地面につけなくなる
  • まず、足に傷がないかどうかをよく確認しましょう。肉球はとてもデリケートな場所なので、小さなガラス片が刺さっただけでもとても痛がります。指の間や毛の間などもていねいにチェックをするようにしましょう。
  • はしゃぎすぎて急ターンをしたり、高いところから飛び降りたりすることで、ねんざや靭帯の損傷を起こすことがあります。明らかな異常や強い痛みがありそうな場合は、患部に触れたりせず動物病院で診てもらいましょう。
  • 小型犬でよく見られる病気に「膝蓋骨脱臼」というものがあります。これは運動中に膝のお皿の骨が内側か外側に脱臼してしまい、急に3本足で歩くようになる病気です。脱臼は一瞬で元に戻ることがほとんどですが、関節には炎症が残り、習慣化すると脱臼したままになってしまうこともあります。
  • もし、激しい痛みがあったり、地面につかずに浮かせている足の先端がぶらぶらしているようなら、骨折の疑いがあります。早急に動物病院に連れて行きましょう。
2.後足を引きずって、腰をふらふらと振って歩く
  • 大型犬で、成長期の頃から次第に後足を引きずるようになって、大きく腰を振りながら歩くようになるときには、「股関節形成不全」という病気の疑いがあります。この病気は股関節(骨盤と大腿骨をつなぐ関節)が変形していく病気で、早期に発見、処置をおこなわないと外科手術が必要になることもあります。
  • 同じように後足を引きずって歩く病気に「椎間板ヘルニア」があります。これは胴体の長い犬(ダックスフントなど)が比較的かかりやすい病気で、脊椎の神経が突出した椎間板で圧迫されるために、後足にも痛みや麻痺がおきてしまいます。気がつかずに悪化させると、下半身麻痺になってしまうこともあります。

お散歩したがらなくなる

  • 今までお散歩好きだったペットが、途中で立ち止まったり、座り込んだり、家に帰りたがったりという仕草を見せるときは、足だけでなく、心臓や呼吸器に病気がある可能性もあります。怖い思いをしたりして、そのストレスで急に歩かなくなることもあります。
  • 歳とともに多くなる心臓の弁膜症になると、散歩の途中で息が上がってしまい、お散歩から帰りたがるようになります。
  • 生まれつき心臓に異常がある場合は、仔犬なのに元気に遊ぶことができず、ちょっと動いただけでも呼吸が早くなってしまい、舌が青紫色になってしまったり、咳が出たりします。
  • 体重が増えて肥満になると、関節や心臓に負担がかかり、お散歩したがらなくなります。体重の変化とお散歩の様子は、一緒に見ていきましょう。
  • 年齢に関係なく、苦しそうに大きく呼吸をしている様子が見られたら、歩かせずにだっこをしてすぐに帰るようにし、念のため動物病院に相談しましょう。

お散歩中に何かを口にした

  • 普段からペットには、道に落ちているものを拾い食いしないようなしつけが必要ですが、もし、ペットがお散歩中に何かを誤って口にしてしまったら、出来るだけ早く口の中から出すようにしましょう。
  • 腐ったものや汚いものだけでなく、殺虫剤・殺鼠剤・除草剤などの死に至るような毒物が含まれているかもしれません。その後の様子も十分気をつけて観察し、吐いたり、よだれが止まらなくなったり、動きがいつもと違ったりするようであれば、できるだけ早く動物病院に連れて行くようにしましょう。

いつもと違うトイレ

  • お散歩中のトイレの状態も大切なチェックポイントです。いつもと違うおしっこやうんちをしたり、排せつの動作が異常だったりしたら、それを持ってすぐに動物病院へ連れて行きましょう。

獣医師から一言

ペットは4本足で歩くので、少しくらい足を引きずっていても意外と気がつかないものです。健康なときのペットの歩き方を普段からよく見ておき、ちょっとした変化にすぐに気がつけるようにしておきましょう。

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