関連情報

関連製品

動物病院のススメ

「動物病院はケガをしてから、病気になってから行くもの」そう思っていませんか? でも、動物病院は「治す」ためだけの場所ではありません。では、どういう場所なのでしょう?
一言で言えば、ペットを育てるあなたにとって大切な、そして頼りになるパートナーがいる場所。
健康管理や飼育管理について相談できたり、あなたが知らなかった情報が収集できるとても貴重な場所なのです。行ったことがない方も、行ったことがあるという程度の方もよく行くという方も、もう一度動物病院の存在を考えてみませんか?

こんなときには病院に連れて行きましょう その4 猫編

猫は犬よりも病気の早期発見に必要な食欲や元気の状態を確認しにくいところがあります。犬のように一緒にお散歩に行くわけでもなく、ご飯も出された直後に全部をぺろりとたいらげない猫もたくさんいます。でも、ちょっとした注意で猫の病気も早期発見することができます。猫特有の病気のサインについて、ペテラス・ワールドのホームドクター、Dr.ペテラスに教えてもらいましょう。


Dr.ペテラス ペテラス・ワールドの獣医師。ホームドクターとしてあらゆる疑問を即効解決!

猫のご飯の食べ方のチェック

食欲が健康のバロメーターになることは皆さんもご存知だと思いますが、猫の場合は元々一度にたくさんは食べないため、残ったところにまた次のキャットフードを追加する、ということをしてしまいがちです。これでは一日のトータル摂食量を把握することができず、食欲の有無を正しく知ることができません。朝に一日量のご飯を計量しておき、そこから食べる分だけを与えることで、どれだけ食べたかが分かるようになります。
また、猫は歯肉炎、口内炎がとても多く見られます。口の中に炎症があるととても痛いので、痛くない片側でばかり食べる、噛まないで飲み込む、食べる時に「ギャッ!」と悲鳴をあげる、食べながら前足で口を引っかく動作をする、食べこぼすなどの症状が見られます。そのような時には、早めに動物病院で口の中を診てもらいましょう。


毛づやのチェック

犬でも猫でも、全身の栄養状態は被毛に現れます。それに加え、猫は自分で体を舐めてセルフグルーミングをする動物なので、口腔内の状態も被毛で分かることがあります。毛がなんとなくパサパサしてつやがない、毛が唾液でベタついていて何となく臭う、汚れたままになっていて埃っぽい、ということがあれば、グルーミングをする気がしないほど猫の体調が悪いか、口の中に何か問題があるということなのです。


トイレ(おしっこ)のチェック

泌尿器疾患になりやすい猫にとってトイレ(おしっこ)は重要な情報源です。 年を取ると多くの猫が慢性腎不全にかかりやすくなります。水をたくさん飲んで、おしっこの回数と量が増えてくるので、それらに注意するようにしましょう。
また、猫には、下部尿路疾患も多く見られます。尿中にミネラルの結晶が析出するため、おしっこの中にざらざらしたものが混ざることによって早期発見できる場合があります。膀胱炎を起こしている場合には少量のおしっこを頻繁にするようになります。血尿や細菌感染を併発しているときにはおしっこが赤っぽい色になったり臭いがきつくなったりするため、色や臭いにも十分注意するとよいでしょう。


呼吸器の病気のチェック

ウイルス性鼻気管炎という猫独特の風邪によく似た病気があります。ワクチンでもある程度防ぐことができますが、猫同士で比較的簡単に感染してしまいます。くしゃみ、鼻水の症状がみられたら、すぐに動物病院で診てもらうことが大切です。もし咳をしているようならば、犬ではほとんど見られない喘息や、犬とは症状が異なる犬フィラリア症の可能性もあるため、こちらもすぐに診察してもらった方がよいでしょう。


皮膚の"できもの"のチェック

猫の場合、皮膚に出来た"できもの(腫瘍)"の80%は悪性といわれています。悪性腫瘍は大きく切除しないと再発することがありますので、腫瘍がなるべく小さなうちに治療を開始することがとても大切です。普段からコミュニケーションを兼ねて全身をくまなく触り、ほんの小さな"できもの"でもすぐに検査してもらうようにしましょう。


獣医師から一言

ワクチンや犬フィラリア症予防など、予防対策の拡充と室内のみの飼育によって猫の寿命は延びています。更なる健康・生活チェックの実施で猫の健康はさらに高まり、20歳を越す「ご長寿猫」ももっと増えることでしょう。

↑ このページのトップへ