
「動物病院はケガをしてから、病気になってから行くもの」そう思っていませんか? でも、動物病院は「治す」ためだけの場所ではありません。では、どういう場所なのでしょう?
一言で言えば、ペットを育てるあなたにとって大切な、そして頼りになるパートナーがいる場所。
健康管理や飼育管理について相談できたり、あなたが知らなかった情報が収集できるとても貴重な場所なのです。行ったことがない方も、行ったことがあるという程度の方もよく行くという方も、もう一度動物病院の存在を考えてみませんか?

あなたはペットに上手にお薬をあげることが出来ますか?どんなに元気な子でも犬フィラリア症予防薬を飲ませたり、病気や怪我でお薬をあげなければいけないときがくるかもしれません。人間の子供でもお薬を飲ませるのは、一苦労ですよね。相手が違う生き物のペットなら尚更のことです。中にはお薬が苦手な子がいたり、飼い主さんが見てないところでペッっと吐き出してしまう子もいます。
お薬をきちんと与えてあげるのも飼い主さんの大切な役割。そこで、お薬の上手な与え方をペテラスワールドの獣医師、Dr.ペテラスが分かりやすくアドバイスします。
小さい頃から、体のどこを触っても大丈夫なようにしておきましょう。日頃のコミュニケーションや信頼関係が大切になってきますが、特に口の周りや口の中などは触るのを嫌がる子が多いので、普段の歯磨きなどで慣らしておくとよいでしょう。
その子にとって大好きなおやつが何かを知っておきましょう。そして、それは普段は与えないようにしましょう。お薬を飲ませるときなどの特別の時のためにとっておくのです。
その子の大好きなおやつの中に薬を仕込む、という方法があります。その子が好きなおやつ(チーズなどの柔らかいもの)でくるんであげると成功率が高まります。コツは、一口で飲み込めるくらい、なるべく小さくすることです。
ご飯の上に乗せるだけだと、薬だけを残す可能性が大です。上手にご飯に混ぜる、という手もありますが、食べ残しがあったりすると薬の投与量は必然的に少なくなってしまいます。そこで、薬を混ぜるご飯は一口サイズにして、食餌前に与えるというのがコツです。
一番確実な方法は口をあけさせて、直接のどの奥に指で押し込む方法です。
投薬器という棒の先に薬をはさんで手の代わりにそれをペットの口の中に入れる方法もあります。
直接飲ませるときはスポイトの水を用意しておいて、薬を入れたらすぐに飲ませると、口の中にはりついた錠剤があとになってペッと出されてしまうのを防ぐことが出来ます。直接飲ませる方法は、ペットにしてみれば何をされているのか理解できないので、上手に飲んだあとは必ずよく誉めてあげましょう。
粉の薬の場合、少量の水で練って頬の内側、上あごに塗りつけると自分でぺろぺろします。錠剤を砕いて粉薬状にしたり、カプセルを開けて中の薬を粉薬としてあげる場合も同様です。ただ、お薬の種類によっては外側に胃では溶けないようなコーティングが施されているものもあるため、砕いてよいか、カプセルをあけてよいかは必ず獣医師に確認をして下さい。
シロップ薬の場合、たいていスポイトがついてきます。犬歯のすぐ後ろは犬も猫も歯がないので、そこにスポイトの口を差し込み、むせないように、少しずついれて飲ませましょう。粉のお薬も液体に溶かしてスポイトで飲ませる方法もありますが、水に溶けない薬もあるので、気をつけましょう。
正面から点眼瓶を近づけると怖がるので、必ず後ろからそっとさすようにします。お薬が冷たいままだとペットがびっくりするので、容器を手で人肌に温めてから点眼しましょう。
点眼したあとは、目からはみだした薬は必ずふき取ってあげましょう。前足の爪で目をこすって角膜を傷つけてしまうことがあります。
点耳薬はほとんどの場合、液体で先端が細くなった容器に入っています。先生に指示された量を垂らしたら、必ず耳道をもみもみして、薬を耳の奥まで入れるようにします。
耳道は耳の穴の下を触ってみると硬いチューブのようなものを感じることが出来ると思います。
多くの子は点耳したあと、頭をブルブル振ると思います。すると耳の奥からの汚れが表面に出てくるので、それをティッシュなどでやさしくふき取ります。
汚れを奥に押し込んでしまうことがあるので、おうちでは綿棒を使わない方がよいでしょう。
ペットの口が届かないところにつける、というのは他の薬と同様です。背中でも腰に近い方だと舌で舐めることが出来るので、背中側の肩から首にかけてにつけるようにします。また、必ず皮膚に直接つけるようにします。具体的には片手で毛をよくかき分けておいて、皮膚に直接薬をつけるようにします。ペットはお薬を理解できません。一旦投薬が嫌いになってしまったら、おうちの人との関係も気まずくなってしまうかもしれません。なるべくストレスのない方法を選ぶように、おうちの人はよく考えて工夫してあげてください。上手にできたら必ずほめてあげましょう。