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動物病院のススメ

「動物病院はケガをしてから、病気になってから行くもの」そう思っていませんか? でも、動物病院は「治す」ためだけの場所ではありません。では、どういう場所なのでしょう?
一言で言えば、ペットを育てるあなたにとって大切な、そして頼りになるパートナーがいる場所。
健康管理や飼育管理について相談できたり、あなたが知らなかった情報が収集できるとても貴重な場所なのです。行ったことがない方も、行ったことがあるという程度の方もよく行くという方も、もう一度動物病院の存在を考えてみませんか?

往診をしてもらう時の心構え

ペットを獣医さんに診てもらいたいが、どうしても連れて行くことができない、そんな時に心強いのが動物病院の往診です。しかし往診はどこの動物病院でもすぐに応じてくれるわけではありません。いざというときに気持ちよく往診してもらうために、往診でできることの限界や、往診してもらうときのマナーなどについてきちんと理解しておきましょう。


私が答えます:Dr.ペテラス ペテラス・ワールドの獣医師。ホームドクターとしてあらゆる疑問を即効解決!

どんなときに往診を頼むの?

基本的に病気の診察は病院という設備の整った施設で行うべきです。そのほうが正しい診断を下し、的確な治療を行うことができるからです。しかし、ペットは自分ひとりで動物病院に行くことができません。飼い主さんは、さまざまな理由で動物病院に連れて行けないことがあります。たとえば、車などの搬送・移動手段がない場合、どうしても家を留守にできない場合、飼い主さんが動けない場合、何頭もペットを連れて行かなければいけないのに人手が足りない場合などです。
また、車に乗せるとペットが酔ったり興奮したりしてしまう場合、ペットを動かすと症状が悪化しそうな場合、病院の待合室で他のペットとトラブルになったことがある場合など、ペット側の事情で病院に連れて行くことができないこともあります。 こうした時には病院に連れて行くことができるようになるまで何もしないよりも、往診に来てもらったほうが良い場合があります。

往診ではどんなことをするの?

多くの動物病院の場合、往診では診察器具としての聴診器と、ごく一般的な応急処置に対応する治療道具、通常の治療で使用する薬品類くらいしか持ち合わせていません。ですから診断は問診(飼い主さんから話を聞いて状況を把握する)、触診(体を触ってみて痛い場所やしこりなどがないかどうか調べる)、聴診(聴診器で心臓や肺、消化器の音を聞く)、視診(目や口、耳の中、粘膜の状態などを調べる)などによって行い、治療は皮下注射や投薬、応急処置などを行います。治療を行う間、動物をしっかりと抑えることのできる病院スタッフが同行していれば、採血を行って血液検査をすることも可能ですが、血液検査機器は通常動物病院内にあるため、その場ですぐに結果を知ることはできません。
しかし、もし往診での応急処置では手におえない、レントゲンなどの装置で詳しい検査を行ったほうが良いと判断されたときには、そのまま往診車で病院にペットを運んでいってもらえる場合もあります。

どこの動物病院でもすぐに往診してもらえるの?

往診はどこの動物病院でもすぐに応じられるわけではありません。往診で獣医師が外出するということは、逆に考えればその分病院内の獣医師がいなくなってしまうということです。少人数の動物病院ではスタッフ不足から往診ができない病院もあるでしょう。まずは健康な時に「先生のところは、いざという時に往診してくださいますか?」とあらかじめ聞いておきましょう。往診をしてくださる動物病院でも昼休みの間だけ、など時間が決められている場合もありますので、その点も忘れずに聞いておきましょう。

往診を依頼するときには、何を伝えればいいの?

まず飼い主の情報として住所・氏名・電話番号・診察券番号などを伝えます。かかりつけの病院であれば、カルテがあるため比較的早く情報を伝えることができます。
次にペットの情報として種類、名前、以前診てもらったことがあるかどうかを伝えます。そしてペットは今現在どんな状態なのか、どうしてほしいのかを分かりやすく伝えます。
往診することを了解してもらったら、車で来る際の分かりやすい道順、家の目印となるものなどを伝えましょう。慌てず分かりやすく伝えられるように道順はあらかじめメモに書いておくと良いかもしれません。

どんなことを準備しておけばいいの?

ほとんどの場合、先生は往診車で来られます。まずは路上駐車とならないような駐車場を確保しておきましょう。
次にペットを診察しやすいようにしておきましょう。庭で放し飼いにしている子はリードをつけて家に入れておく、おうちの中で自由にしている子はサークルもしくはケージに入れておくなど、先生が診察しやすい場所に捕まえておきましょう。せっかく往診に行ったのに、肝心のネコちゃんが逃げ回って押入れの奥に入って出てこなくなってしまい結局診察ができなかった、という話をよく聞くからです。
手足や被毛が汚れている場合はなるべく汚れを取っておき、先生が診察しやすい状態にしておきましょう。

おうちのどこで診察してもらえばいいの?

診察をするためには先生とペットを押える人が並んで座ることができ、横に往診かばんが置けるスペースのある場所が欲しいところです。そして治療のときに手元がちゃんと見えるように明るい場所がいいでしょう。ただし、あまり広い場所だと、ペットが逃げてしまい治療ができなくなってしまう可能性もあるため、できれば一方が壁になっている、ペットも落ち着ける場所で診察をしてもらいましょう。

往診してもらった時と、病院に連れて行ったときのうちの子の態度が違うんだけど?

病院内はいわば院長先生のなわばりですから、ペットは無意識に萎縮してしまいます。ですから普段はわがままいっぱいでも、病院ではイイ子、なんてペットもたくさんいます。ところが、おうちの中は自分のなわばりで、動物病院スタッフはいわば部外者です。自分のなわばりの中にいるペットは非常に気が強いものです。普段は大人しく注射をさせる子でも、家の中では怒って全く治療をさせないことだってあるのです。
ですから往診の時にはおうちの人がすすんでペットを押えたり、なだめたりする役を買って出るようにし、どうしても治療ができない場合もあることを認識しておきましょう。

【Dr.ペテラスからのメッセージ】

動物病院によって往診の対応はさまざまです。常時受付けてくれる病院もあれば、予防注射のみ応じる病院、車での送迎のみを行う病院、全くお断りしている病院もあります。かかりつけの病院がどのように対応しているか、また往診を希望する場合はどうしたらいいのか、ペットが健康な時にきちんと把握し、いざというときに慌てないようにしておきましょう。

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