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動物病院のススメ

「動物病院はケガをしてから、病気になってから行くもの」そう思っていませんか? でも、動物病院は「治す」ためだけの場所ではありません。では、どういう場所なのでしょう?
一言で言えば、ペットを育てるあなたにとって大切な、そして頼りになるパートナーがいる場所。
健康管理や飼育管理について相談できたり、あなたが知らなかった情報が収集できるとても貴重な場所なのです。行ったことがない方も、行ったことがあるという程度の方もよく行くという方も、もう一度動物病院の存在を考えてみませんか?

おうちで出来る健康診断

ペットの健康の基本は病気の予防と早期発見・早期治療です。獣医師はもちろん動物の病気のエキスパートですが、毎日ペットと接している飼い主さんのほうが、普段のちょっとした仕草から、より早くペットの体調を察することができます。今回はおうちでペットの健康をチェックするときのポイントについてお話をしていきましょう。


私が答えます:Dr.ペテラス ペテラス・ワールドの獣医師。ホームドクターとしてあらゆる疑問を即効解決!

おうちで出来る健康診断 食事時のチェックポイント

ペットにご飯をあげたら、しばらくは食べる様子を観察してみましょう。ペットの体調はすぐ食欲にあらわれます。
食欲がなく、すぐに食べることをやめてしまったり、今までよりも食べ方に勢いがないようなら、何か体調不良が疑われます。ネコちゃんが食べたいのに食べられない、と恨めしそうに飼い主さんの顔を見るのであれば、口が痛くて食べられない可能性があります。また、逆に異常な食欲で食べても食べても欲しがる場合にはホルモン異常や痴呆などの病気が疑われます。
食欲はあまりないのに水ばかりがぶがぶと飲む場合には、糖尿病慢性腎不全、子宮蓄膿症といった病気が疑われます。
また、食事の様子を観察するときにはその食べ方にも注意してみましょう。もし、常に片側の頬ばかりで食べ物を噛んでいたり、一旦口に入れた食べ物をぼろぼろとこぼしたり、よだれで口周りが常に濡れているような時には口の中に何か異常がある可能性があります。
さらに、食べたものをすぐに吐いてしまうのは「吐出(としゅつ)」といって、食道や胃の入口に問題がある場合に見られます。

おうちで出来る健康診断 トイレ時のチェックポイント

排泄物は健康のバロメーターです。
おしっこは黄色く濁りのないものがある程度まとまって出るのが普通で、うんちはフードの色に似たやや柔らかいしっかりと形のあるものが1日1〜2回排泄されるのが正常です。
おしっことうんちの異常に関しては動物病院はパートナーのコーナーに詳しいことが書いてありますが、それ以外にも
・ どんな姿勢でトイレをしているか
・ 1日何回トイレに行くか
・ トイレに要する時間
・ おしっことうんちの変化は食事の変更と関係があるか
・ うんちやおしっこの出口の周囲が汚れていないか、できものがないか
などにも注意して見てみましょう。

おうちで出来る健康診断 動作のチェックポイント

体に痛みやこわばりがある場合、それは立ち方や座り方、歩き方といった動作に出てきます。もちろん、歩く時にフラフラしたり、足を引きずったりしていたらそれは明らかに異常ですが、それ以外にもたとえば、股関節に違和感がある場合は、お座りをしたときに膝を外側に開いてだらしなく座ったり、腰を振って歩いたりします。また、お腹が痛いときには背中をやや丸めるようにして、なるべく腹筋を使わないような姿勢をとります。
どのような行動をしているかというのも重要なポイントです。もし一方向に円を描くようにぐるぐると歩き続けたり、目に見えないハエを追いかけるような異常な動作が見られたら、脳に障害が生じている可能性があります。

おうちで出来る健康診断 顔のチェックポイント

顔には感覚器が集中しているため、それぞれの状態をこまめにチェックしましょう。チェックポイントとしては目・耳・鼻それぞれが正常に機能しているか、汚れや傷、できものがないかどうかです。
目は明るい場所でよく観察し、傷や濁りはないか、瞳孔は明るい場所ではきゅっと縮むか、白目が充血していないかなどをチェックしておきましょう。
耳は外耳炎になっていないか、耳翼が腫れていないか、汚れが多くないかなどをチェックしましょう。

おうちで出来る健康診断 皮膚と被毛

ペットの健康のために毎日グルーミングが欠かせないことは以前にもお話をしました。そのときにも解説しましたが、ブラッシングやシャンプーをするときには必ず皮膚の状態と被毛の状態をチェックしましょう。皮膚炎はペットでよく見られる病気ですし、全身の健康状態は被毛のツヤに現れます。

おうちで出来る健康診断 息づかい

息づかいを観察することによって、ペットの呼吸器(気管や気管支、肺など)と循環器(心臓)についてチェックすることが出来ます。肺や心臓の病気は命に直結する問題となることが多いため、舌が紫色で浅く深い呼吸をしていたり、深く肩でする呼吸、ぜえーぜえーと音のする呼吸などが見られたら一刻も早く動物病院に連れて行く必要があります。

【Dr.ペテラスからのメッセージ】

おうちで健康診断といっても、何も特別なことをする必要はありません。毎日のペットとの暮らしの中でほんの少しだけペットの状態に気をつけてあげるだけでいいのです。ペットはおうちの中で信頼できる飼い主さんと一緒にいる時が一番素直に自分の状態を表しています。ペットが発している信号を感じ取って、健康状態を把握してあげましょう。そしてもしも何か異常を発見したら、なるべく早く動物病院に相談するようにしましょう。

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